昔の同期らしき人がいた。

近所のイオンで買い物をして精算する時に、賑やかな自分ぐらいの男性の集団に出くわした。酒の袋を持って、これから宴会をするらしく楽しそうであった。うるさいなと思う反面、羨ましくもあった。今の俺にはああいう仲間はいない。

ふと見ると一人、面影が何処か定年前の会社にいた同期に似ていた。賑やかな声で楽しそうに仲間と話をしていた。還暦も過ぎ、それなりの歳となっていた。自分もそうだが、若い頃とは違っており、間違えたら嫌なので声は掛けなかった。

彼は社交的であったので、この歳になっても、それなりのコミュニテーの形成は出来るだろうと思った。彼は早くに会社を辞め、大手の同業の他の会社に就職し、その後独立して個人事務所を開設したと聞いていた。本も出版し順調なんだろうと思っていた。

彼を見ていて、やはり人と分け隔てなく付き合っていく大切さみたいなものを感じた。この歳になってからはそれを痛感する。自分は定年後、好きな本ばかり読んでいる。妻以外の人間とはほとんど会話がない。月一回の料理教室の仲間ぐらいだろうか。

でも、性格的に出来るかは分からないが、他人との関わりはしていきたいと思う。このブログも続けていきたいと思う。